走るうつ病療法士

2020年にうつ病の診断を受けました。本来はうつ病も支援する作業療法士。浮き沈みしながら暮らしてます。たくさん走ります。2匹の犬と暮らしてます。

日々の疲れに自覚的になることは難しい 迫りくる『デイリーハッスルズ』の恐怖

 うつ病による求職から現在で1年半、職場の理解もあり、なんとかかんとか仕事を続けられている私ですが、2,3カ月おきに訪れ、私の体を動かなくさせ、不安で不安でたまらなくさせる『プチ再発』には相変わらず悩まされています。

alcoholic-pug-to-frebull.hatenablog.com

 

 これを防ぐために、ストレスや疲労が蓄積する前にできるだけ早めに休む、ストレスを発散するということが何より重要というわけですが、それが簡単そうで難しい…

 

 多くの人にも経験があるかないのかわかりませんが、生活の中で無自覚にハイになる時期やローになる時期があります。ハイな時期の私は、多少のことにはめげず、仕事が円滑に行かない場合にも、「あいつらがポンコツだからや!自分が何とかする!」とか平気で考えるくらい強気です。もちろん声には出しませんが。

 

 一転、ローになった私は仕事が思ったように進まない状況になれば、「すべて自分が無能なせいだ…みんな自分をポンコツだと思ってるに違いない…」と必要以上のネガティブ思考に駆られます。根拠はなくても、例えばほんのわずかに、自分の話に対する周囲のリアクションが薄かった、とかだけで、絶対嫌われてる…つまらない人間が偉そうに…とか思ってるんだ…と勝手に沼にダイブして沈み込んでいくくらいに、意味も解らずネガティブです。

 

 このような異常な思考が定期的に訪れながらも、その時においては自分の思考は正常で正しいという思いから離れられず、気づけば消耗していてどどーーーんと体調を崩す、というサイクルを繰り返しています。

 

 気分の日々の変化を自覚して修正するって、思っている以上に難しいです。

 

〇デイリーハッスルズの恐怖!!

 どどーーんと体調を崩すといっても、人生の転換点のような(離婚とか、誰か死んじゃうとか…)大きな疲れやストレスを感じることが頻繁にあるわけではありません。

 

 むしろ引き金は小さなことの積み重ねです。

 

 この、小さなストレスを心理学などの世界では『デイリーハッスルズ』と呼ぶそうです。

 電車で隣に座った人が臭かった、渾身の提案をしたのに上司のリアクションが鈍かったなど…小さな「ウッ…!」という経験の蓄積が、後の大きな不調につながっていくそうです。

 靴下の片っぽが見当たらないとか、燃えるゴミにヨーグルトの蓋だけ間違えていれちゃったら、妻にすごい怒られたとか…デイリーなことにストレスは潜んでいます。

大抵、犯人は身近にいるもの…

〇アプリは救いとなるのか!?

 そういうわけで、日々の小さな変化やストレスには中々無自覚で、蓄積した結果弾けるように体調を崩すというサイクルを繰り返しているわけです。

 日々の体調変化をきちんとチェックするには、日記などが効果的と言われます。

 しかし、これがまぁ続かない…三日坊主できれば良い方、体調を崩した後反省した2日くらいは続けますが、徐々に調子が良くなってくると、書くことも思い浮かばなくなり、そんなことしなくても、俺は大丈夫!!と根拠のない自身が生まれ、すぐに中断することに…

 

 そんな私がこの度、アプリを使用してみました。

 『Awarefy』というやつです。

www.awarefy.com

 奇跡的に、前回体調を崩してから2週間も続けています。

 朝・夕の2回、その日の体調を5段階評価で記録することと、好きなタイミングでその日起こった出来事に対する振り返り(そのできごとでどんな気持ちになったかとか、違う捉え方はできないか…など)を記録するものです。

 朝と寝る前、設定した時間になると通知してくれること、お手軽に記録できること、有料であることの重圧が現在の継続に繋がっています。

 「早稲田大学と共同開発」という点も、権力に弱い私には刺激的です。

 ちょっと気にかかった『デイリーハッスルズ』さんも、書き出すことで自覚的になれる可能性を感じてます。

 

 とはいえ、前回の『プチ再発』からまだ1カ月も経過していないので、成果があったかどうかは、今後のお楽しみです…。

 

 

 相変わらず結論のない話でしたが、すこーし日々の『ハッスルズ』を自覚して、対処できるようになるといいのかな、という話でした。

 

 今回も読んでいただき、ありがとうございました!!