走るうつ病療法士

2020年にうつ病の診断を受けました。本来はうつ病も支援する作業療法士。浮き沈みしながら暮らしてます。たくさん走ります。2匹の犬と暮らしてます。

メンタル破壊人間 いきなりキレる人にどう対処するか

 ストレスの要因の多くは人間関係、仕事のストレスも結局のところ上司や同僚との関係だったりで、人間関係の摩擦を減らすことほど、心の平穏の維持に大切なことはないと思います。

 それでもなぜだか、放っておいてくれればいいだけなのに、積極的に人の心をかき乱しにくる『メンタル破壊人間』はどこの社会にもいらっしゃいます。

 自分がうつ病に追い込まれたのも、こういった人間の影響は非常に大きかったと思います。

 

 この手の人間には様々な種類が生息していると思うので、そのうち図鑑でも出してくれればいいのですが、今回は私が苦手な、本人の気分でいきなりキレ散らかしてくる人間について、傾向と対策を考えたいと思います。

 

それはアナタの気分でしょうに…

 このいきなりキレ散らかし人間は、日々の態度が一定しないのが厄介です。

 その人がご機嫌な時に話しかければ、普通に笑顔で話してくれるので、この人とはこの距離間でいいんだなーとある程度安心して接することができます。

 しかし、理由は知る由もないけれど、なにやら不機嫌な時には態度が一変します。普段のノリと同じ勢いで接すると、急に厳しい態度で返されます。普段怒らないことでも怒ってきます。最終形態に達すると、「私今日は機嫌悪いから」と、篠田麻里子の離婚くらいどうでもいい情報を提供されます。

 

 すみません、知りませんのです。あなたの身に何があったのかなんて知らないんです…私はアナタが昨日仕事を終えてお家に帰って風呂に入ってご飯食べて寝て起きて、今朝シャワーを浴びて仕事に来るまでの過程で何があったかなんて知らないんです…。  

 お風呂やシャワーくらい覗きに行ってもいいですけど、そんなことしたらそれはそれで怒るじゃないですか。

 

 日によって、体調に変化があったり気分がすぐれないことは、誰にでもあります。ただ、怒ったり周囲に当たり散らすなんて、こちらまで地獄に道連れみたいなことしないで、他にも手段はあったはずだと思うのです…

 

部下達は戦々恐々…

 こんな上司を持ったら、部下達は日々戦々恐々です。

 苦手な人間の一番の対処法は関わらないことに尽きると思いますが、仕事となるとそうもいきません。しかし、昨日Aさんは笑顔で許してもらえたことが、今日のBさんは延々説教なんてこともザラだと思います。

 この手の人間は、対応が自分の気分でも変わるし、相手がどのような人間なのかによっても態度が変わるので、もはや不確定要素が多すぎて、当たるかどうかはパチンコ並みのギャンブルです。

 比較的怒られにくい後輩が怒られがちな後輩に、「今日は大丈夫な日だぜ!」なんて報告しているのを見たら、なんだか悲しくなります。

 仮に自分が、陰で「あいつ今日はダメな日。」なんて言われていることを想像したら、なんだか心臓が締め付けられる気分になります。

 

対処法…なんてないから、こちらの心の持ち方次第か…

 さて、ここらでこのようなキレ散らかし人間にどのように対処すればよいか考えていきたいのですが、先ほど書いたように不確定要素が多すぎて、対処のしようがありません。必勝法が10万円くらいで売ってたら、多分詐欺広告です

 

 受け止めるこちらのマインドを整えるしかないのでしょうが、ただ我慢ではあまりに不公平だし、こちらも気分によっては受け止めきれない…。

 このような状況を多少なりとも楽しむために、過去にTwitterか何かで見た格言が私の助けになっています。

 『急に怒り出す上司は、黒ひげ危機一髪だと思え』と。

 

 黒ひげに攻略法などありません。全ては運任せ。飛び出してしまってもそれは偶然、たまたまその穴を選んでしまっただけ。別に自分の態度や能力の問題ではありません。

 こうしたキレ散らかし人間でやっかいなのは、怒らせてしまった時に「自分の態度が悪かったのかな…。相手への気配りができてなかったかな…」などと、自分に責任を向けてしまうことにあると思います。で、態度を改めてまた接するけど怒らせて、一方で他の人は笑顔で会話していたり…。

 しかしそれはこちらの責任ではありません。全ては黒ひげ、完全にたまたま。飛び出しちゃって怒っちゃったら、「あー…外れの穴かー。飛んでる飛んでるー。」と少し離れた視点で見ると、多少なりともダメージが少なくなると感じています。

 

 以上、いきなりキレだすメンタル破壊人間への対処でした。

何のライフハックにもなっていませんが、少しでも変な上司や同僚との関係に疲れた気を紛らわすのに役立てれば幸いです。

 

今回も読んでいただき、ありがとうございました。