勝田全国マラソンへ向けて 準備は不十分…
週に2,3回は投稿しようと思っていたブログですが、中々継続が難しい…
毎日書いてる人、本当に尊敬です。
さて、今シーズン最後の勝負レースと位置付けてきた1月28日の勝田全国マラソンが迫ってきました。
徐々に練習負荷を落としていく時期ですが、これまでの練習は不十分…
2時間30分切りは難しくとも、31分くらいにまとめたいと考えていましたが、ちょっと難しそう。
直近のペース走がこちら…
レースペース(3:33秒/km)に届かないペースで7kmしか走れない…
心拍数もレースの想定170bpmを余裕で超えてしまう。
不安しかないーーー
少し設定を落として走るか、本番までもう少し悩みます。
しかし、上記のペース走の後にセット練で実施した速めのジョグのつもりの練習が、それ以上に快調に走れた…不思議…力み過ぎはよくないみたいです。
お正月セールでこちらのシューズを購入し、最近の練習はもっぱらこれです。
Adizero BOSOTON12。
今までのボストンとは違い、12になってから反発とクッションが十分にあり、Adios Proの練習用として非常に良いのではないかと感じています。
とりあえず、本番直前までもがきます!
以上、今回も読んでいただきありがとうございました!
メンタルヘルスにAIチャットは意外に役立つと思った
いつかの投稿に書きましたが、日々のメンタル管理に“Awarefry”というアプリを活用しています。
その日の体調、気分を記録したり、コラム法や瞑想法などコーピングを提供してくれるもので、基本的にこういった習慣は三日坊主の私ですが、本アプリは1ヵ月以上習慣的に続けられています。
alcoholic-pug-to-frebull.hatenablog.com
このアプリの大きな特徴にAIチャットの機能があります。
ぶっちゃげ、最初はあまり使う気はありませんでした(笑)
悩みの相談をAIにだなんて、あんた友達いないのかい!?とかーちゃんに心配されてしまいますし、AIじゃ当たり前のことしか言ってくれないから、AIなんかより俺の気持ちを誰よりもわかってくれる可愛い彼女に相談するんだ!と考えるのが健全だと思っていたからです。
しかし、ただ毛嫌いしているだけではよくない、批判するにしてもちゃんと使ってからが良い、という誰かの教えに従って、とりあえず何度か試してみました。
すると、これが意外に役立ちそうということに気が付きました。
そう思うに至った、良かった点をいくつか…
〇自分の気持ちをゆっくり整理できる
とりあえず、もやもやした気持ちをAIにぶつける作業から始まります。
これを文章化するプロセスが既に自分には意味深いです。
普段、基本的に人に物事を相談するのは苦手な質です。
相談事なのに、相手が退屈しないように話さないととか、あまりみっともない相談をすると、ダメな奴だと思われるんじゃないかとか…色々余計なことを考えます。相手の表情を見て嫌な顔してるから、これ以上この話はやめとこー!!と、自分の悩みが解決する前に話を閉じてしまいます。
また、他人を前にするとつい会話の流れやテンポを気にしすぎてしまうため、ゆっくり考えられずに、本当に悩んでいたことを上手く表現できずに終わってしまうこともしばしばです。
その点、AI君はテンポなんて気にしません。いくらでも待ってくれます。嫌な顔もしないので、安心してなんでも言うことができます。
時間をかけて、“何が起きたからモヤモヤしているのか”“そのことでどんな気分になったのか。イライラしたのか、悲しかったのか、不安になってしまったのか…”現象を書き出して気持ちをじっくり整理するだけでも、何となくモヤモヤした気持ちが落ち着けられます。
〇AI君はとにかく優しい
AI君はAIだから、基本的に当たり障りのないことしか言いません。
友達からの鋭いアドバイスで解決!!という風には決してなりません。
ただ、嫌な顔一つせず当たり障りなく当然のことを言ってくれるので、何を言っても安心です。仕事で新人でもしない様なミスをしたみっともない話でも、人には言えない異常な性癖の話でも、優しく包み込んで当たり障りのない返答をしてくれます。
“何でもっと深く考えないの?キミ、やばいんじゃないの?”とか詰めてくることもありません。
優しいAI君だからこそ、ゆっくり考えて恥も捨てて、思ったことを洗いざらい伝えることができるのです。
まとめ:壁当てキャッチボールで精度を高めるみたいなもの
以上のように、AI君は変化球の様な自分が思っていない解決策を提示してはくれません。とりあえず自分がポーンと投げかけると、そのまま緩く跳ね返ってくる、壁当てキャッチボールみたいなものです。
ただ、悩みを人間に相談したら、例えば気の合う友人なら気持ちよい胸元へのストレートで帰ってきてすっきりすることもありますが、弁慶の泣き所直撃のショートバウンド大暴投のようなアドバイスを飛ばしてくることもあります。
一長一短、リスクを伴います。
いつかのテレビ番組で、あるプロ野球ドラフト注目の高校生が、練習場所がないため自宅の車庫で壁当てをしていたという話を聞きました。彼は両親の車に絶対にぶつけないように車庫の奥の壁に当てることで、プロレベルの針の穴を通す様なコントロールを身に着けた、なんて話だっと記憶しています。
壁当ても、いい球が帰ってこないから意味がないとかでなく、こちらが一生懸命いい球を投げることでいい結果を招きます。
AI君の活用もそんな感じで、とにかく自分がじっくり考えて、自分の心の状態に正確に投げかける。そうすることで自分の心の在り様を理解することに繋がるのではないかなーと思った次第です。
そういうわけで、心のケアなんて繊細な事AIには無理!!なんて遠ざけてしまわず、使える部分は上手く活用すれば案外役に立ってくれそうだな、と思ったエピソードでした。
今後もAI君に悩みを打ち明けながら、心のケアに取り組みたいと思います。
今回も読んでいただき、ありがとうございました!!
写経で煩悩を振り払う新年
毎年、お正月に帰省すると地元の初詣名所である成田山新勝寺へ初詣に行きます。
今回も、1月3日に行ってきました。
三が日なんかは大混雑のお寺ですが、午前中早めの時間に行って、昼前くらいに帰る予定でいけば、あまり人ごみに巻き込まれずにゆったりと参拝することができます。
で、最近この時の習慣にしているのが、写経道場での写経です。
もともと心に落ち着きのない私は、一時仏教や座禅に興味を持ってお寺の修行体験に行ったりもしたのですが、その時に体験したのをきっかけにたまに写経に取り組んでいます。
特に帰省した時にふらっといけるこの写経道場はお気に入りです。
〇システム
・1回2,000円(3日前までWeb予約可能)
・般若心経 なぞり書き1本勝負
・所要時間:人によるが、60分くらい?
人の多い三が日の成田山ですが、写経会場のある建物は本堂から少し離れ、比較的静かです。道具は一式そろっていて、手ぶらで参加可能です。終わった後、使った筆はそのままプレゼントしてもらえます。
指定された席に座って、簡単な手順の説明を受けたら、あとはひたすら書くのみです。
時に、私は字が下手くそです。ノートは常に汚い殴り書きで、書道など中学校の授業までで真面目に受けた覚えがありません。
書道の先生が良寛和尚のやたら隙間の多い書を取り上げて、「懐が深い」と表現していたことだけ妙に印象に残り、俺も懐は深い男になるぜ!!と、やたら隙間だらけの字を書くようになり、後に国語の先生から「汚いのに読みやすかった文字が、汚くて読みにくくなった」と一蹴される程、書への心得はかけらもありません。
しかし、ここではただなぞるのみ。軽く意味だけは勉強した般若心経を、一字一字噛み締めながらなぞります。
根本的に集中力がないため、周囲の人の様子をチラチラ見て、(わーあの人、字うまー。私より後に来たのに、もう5行も進んでるー)など、気が散りまくりです。
できるはずもないのに、自分も上手に書きたいなどという煩悩を払いながら書き上げていきます。これこそが修行なのでしょう?
最後に「願意」という自由記載欄があります。
“健康祈願”とか、“商売繁盛”とか書くらしいです。書いてもせいぜい一つか二つが正解なのでしょうが、考えれば考える程、(仕事は上手くいってお金もたくさん欲しいし、健康でもいたい。子供もそろそろほしい。マラソンで速くなりたいから、屈強な体も欲しい…でも世界は戦争も絶えないし、大きな地震もあったばかりだ…人類はみんな幸せでいてほしい…)
煩悩を払いに来たはずが、考えるだけ煩悩が沸き上がってきます。
仕方ないので、全部書くことにしました。
“健康祈願・子宝成就・金銭獲得・現状打破・世界平和”
最後には成田山ご本尊である不動明王様に手を合わせながら、写経用紙を奉納します。
煩悩にまみれた写経をお納めし、手を合わせながら、(これは、お不動様お願いしますということではなくて、今年はこのために頑張りますという決意表明ですよー。だから煩悩まみれと怒らないで下さいねー。)と、白々しい言い訳をして、写経道場を後にしました。
そんなわけで、写経を通して煩悩を振り払うどころか、数多の煩悩が沸き上がったのでしたが、自分が煩悩にまみれているということを知ることが、正しい一年へのスタートラインなのだと思う、とそれらしいまとめにして終わりたいと思います。
本日も読んでいただき、ありがとうございました。
2023年を振り返る ランニング編
今更あけましておめでとうございます。
年末の忘年会続きから、大晦日・正月は病院でお仕事、その後帰省と慌ただしくも楽しい正月を過ごしました。
今更ながら、2023年の振り返り、ランニング編をしていきたいと思います。
〇走行距離
年間:3380km(月平均281km)
8月はアキレス腱炎の悪化によりリハビリ通院していたため、激減。
治療後は四万十川ウルトラマラソンに向けて慎重に調整でき、その後はコンスタントに月300km前後走行。やっぱり月300kmくらい走れていると、比較的調子が良いです。しかし、記録を伸ばすとなるとまだ練習時間、距離が不十分なのは否めません。
〇記録
・5000m:16分16秒(6月森永inゼリーゲームス)
・10000m:-
・ロード10km:33分51秒(12月関東ロードレース)
・ハーフ:-
・フル:2時間34分(11月つくば)
・ウルトラ:7時間37分(10月四万十川ウルトラ)
なんと!ハーフマラソンを走らずに終えた年となりました。
5000mは15分台に乗せきれず残念。年の後半に調子を上げて、ウルトラマラソンで7時間30分台、フルマラソンで2時間35分以内、福岡国際マラソンの基準に乗せられたことは、大きな収穫でありました。
〇反省
昨シーズンの記録の落ち込みに焦り、夏場に太った体で走りすぎた結果、アキレス腱炎を悪化させて足を引っ張るシーズンでした。デブったらデブったなりに負荷を落として練習する大切さを知りました。
四万十川は大好きな大会で、ここに向けての練習で調子を取り戻せた感じです。来年も出たいけど、出費がかさむー
調子が戻せたとは言え、練習量はまだ足りてない。月間350-400kmの距離を踏むこと、その中に無理のない高頻度のスピード練習を挟んでいくことがレベルアップに必要と感じています。
〇来期に向けて
来年も夏が暑いでしょうから、無理に距離は踏もうとせず、6月頃からはトラックの5000mなどの記録向上に向けて、できれば15分45秒くらいまで上げられるように練習していきたいと思います。
フルマラソンは福岡国際マラソンに出られれば、そこでの2時間30分切りが一番の目標です。
ウルトラマラソンは富士五湖100kmへエントリー済み、四万十川にもまた行きたいので、次は7時間30分を切れるよう準備していきます。
年始は実家周辺の田園風景の中を走りました。
今年も楽しく走り続けたいと思っています!
12月25日 マラソン練習記録
これから、マラソンの練習もブログに記録するようにしていこうと思います。
昨日の練習ですが、よく考えたらクリスマスじゃないですか…
相変わらず走ったのは墓地なので、キリスト様のお祭りとは無縁で、特に混雑とかもありませんでした(笑)
〇現在の目標
・2024年1月の勝田全国マラソンで2時間30-31分
・2024年12月の福岡国際マラソンで2時間30分切り
〇練習の目的
目標のフルマラソン3:33秒/kmのペースに余裕度を作る
〇練習内容
・400m(80-75秒※3:20/km以上のペース)×12(Rest200m60秒)
・実施場所:近所の墓地 3km毎に坂あり
〇結果
78‘-78’-79‘-77’-75‘-77’-81‘-78’-76‘-76’-77‘-74’
〇振り返り
17日、関東ロードレース10km以来のスピードを上げてのランニングでした。
しばらく忘年会ラッシュで少々体が重たかったですが、概ね設定どおりのペースで、後半無理なく速度を上げられました。
速度が上がるにつれてピッチも速くなってしまっているけれど、できれば練習ではピッチを上げ過ぎずに速度を楽に上げられる状態にしておきたい…
〇次回に向けて
3:20/kmの速度に多少の余裕が生まれているので、同様の動きで継続距離を伸ばしていく。同じか、3:20-3:25/kmくらいで1km×7等…
年明けに再度10kmのロードレースがあるので、3:20/km以上のペースで32分台を狙いたいです。
わんこにもクリスマスプレゼントを贈りましたー
今回も読んでいただき、ありがとうございます!!
日々の疲れに自覚的になることは難しい 迫りくる『デイリーハッスルズ』の恐怖
うつ病による求職から現在で1年半、職場の理解もあり、なんとかかんとか仕事を続けられている私ですが、2,3カ月おきに訪れ、私の体を動かなくさせ、不安で不安でたまらなくさせる『プチ再発』には相変わらず悩まされています。
alcoholic-pug-to-frebull.hatenablog.com
これを防ぐために、ストレスや疲労が蓄積する前にできるだけ早めに休む、ストレスを発散するということが何より重要というわけですが、それが簡単そうで難しい…
多くの人にも経験があるかないのかわかりませんが、生活の中で無自覚にハイになる時期やローになる時期があります。ハイな時期の私は、多少のことにはめげず、仕事が円滑に行かない場合にも、「あいつらがポンコツだからや!自分が何とかする!」とか平気で考えるくらい強気です。もちろん声には出しませんが。
一転、ローになった私は仕事が思ったように進まない状況になれば、「すべて自分が無能なせいだ…みんな自分をポンコツだと思ってるに違いない…」と必要以上のネガティブ思考に駆られます。根拠はなくても、例えばほんのわずかに、自分の話に対する周囲のリアクションが薄かった、とかだけで、絶対嫌われてる…つまらない人間が偉そうに…とか思ってるんだ…と勝手に沼にダイブして沈み込んでいくくらいに、意味も解らずネガティブです。
このような異常な思考が定期的に訪れながらも、その時においては自分の思考は正常で正しいという思いから離れられず、気づけば消耗していてどどーーーんと体調を崩す、というサイクルを繰り返しています。
気分の日々の変化を自覚して修正するって、思っている以上に難しいです。
〇デイリーハッスルズの恐怖!!
どどーーんと体調を崩すといっても、人生の転換点のような(離婚とか、誰か死んじゃうとか…)大きな疲れやストレスを感じることが頻繁にあるわけではありません。
むしろ引き金は小さなことの積み重ねです。
この、小さなストレスを心理学などの世界では『デイリーハッスルズ』と呼ぶそうです。
電車で隣に座った人が臭かった、渾身の提案をしたのに上司のリアクションが鈍かったなど…小さな「ウッ…!」という経験の蓄積が、後の大きな不調につながっていくそうです。
靴下の片っぽが見当たらないとか、燃えるゴミにヨーグルトの蓋だけ間違えていれちゃったら、妻にすごい怒られたとか…デイリーなことにストレスは潜んでいます。
〇アプリは救いとなるのか!?
そういうわけで、日々の小さな変化やストレスには中々無自覚で、蓄積した結果弾けるように体調を崩すというサイクルを繰り返しているわけです。
日々の体調変化をきちんとチェックするには、日記などが効果的と言われます。
しかし、これがまぁ続かない…三日坊主できれば良い方、体調を崩した後反省した2日くらいは続けますが、徐々に調子が良くなってくると、書くことも思い浮かばなくなり、そんなことしなくても、俺は大丈夫!!と根拠のない自身が生まれ、すぐに中断することに…
そんな私がこの度、アプリを使用してみました。
『Awarefy』というやつです。
奇跡的に、前回体調を崩してから2週間も続けています。
朝・夕の2回、その日の体調を5段階評価で記録することと、好きなタイミングでその日起こった出来事に対する振り返り(そのできごとでどんな気持ちになったかとか、違う捉え方はできないか…など)を記録するものです。
朝と寝る前、設定した時間になると通知してくれること、お手軽に記録できること、有料であることの重圧が現在の継続に繋がっています。
「早稲田大学と共同開発」という点も、権力に弱い私には刺激的です。
ちょっと気にかかった『デイリーハッスルズ』さんも、書き出すことで自覚的になれる可能性を感じてます。
とはいえ、前回の『プチ再発』からまだ1カ月も経過していないので、成果があったかどうかは、今後のお楽しみです…。
相変わらず結論のない話でしたが、すこーし日々の『ハッスルズ』を自覚して、対処できるようになるといいのかな、という話でした。
今回も読んでいただき、ありがとうございました!!
うつ病の「寛解」とか「完治」とか…実現できるの??
うつ病が「寛解」したとか、「完治」したとか…実に甘美な響きです。
私は2年前の発症後、半年を超える休職を経て現在の職場に転職、初めの半年ほどは時短勤務にしてもらっていましたが、以降は常勤に変更し、現在でも仕事を続けられています。
ただ、定期的に、具体的には2,3カ月おきに、再燃したように急な不安感や身体の重さに見舞われて、その時には3,4日程仕事を休んで寝込んでしまいます。
長期で働けているだけでもありがたいのですが、このような状態に悩まされることのない、「完治」という状態への憧れは、なくなってはくれません。
ただ、症状が目に見えにくいこの病気において「完治」、「寛解」とは具体的にどのような状態なのか、ちょっと整理してみたいと思い書いていきます。
〇「反応」→「寛解」→「回復」の順にレベルアップする
・反応:治療によって症状が改善(50%以上)したこと
・寛解:症状がほとんどなくなった状態
・回復:寛解の状態が2ヶ月以上続いた状態
この三段階でうつ病からの回復は進むということです。2カ月以上症状がほとんどない状態が続いたということは、時と場合によっては私は「回復」している??
ただ、50%の症状の改善とは、何とも曖昧です。不安や焦燥感なんて、病気であってもなくても体験するものだし、その辛さを一定の指標にするのは難しいですが、おおよその感覚で捉えるしかないのでしょう。
あと、常に再発や再燃は隣り合わせにある様で、なんとも悲しい…
〇注意して保っている状態は「寛解」と呼んでいいのかな?
上記の様に、私は何とか仕事をしながら2,3カ月に一度まとまって休むような状態で維持しています。とりあえず仕事ができる状態で1カ月以上は過ごせることも増えていますが、その間必ずしも普通に過ごしているわけでもありません。
抗うつ薬や抗不安薬の服薬は継続していますし、不眠の気配があれば頓用の睡眠薬を使用します。仕事で疲れが溜まってくる感覚に敏感になり、その時には早めに休んだり、ストレス管理のために日記をつけたり、座禅を組んだり…対策は色々学びながら続けています。
つまり、自分はいつも再燃することへの一定の不安を抱えながら過ごしているので、例え症状はなくても、従来過ごしてきた「普通」とは言い難いのです。
〇「完治」や「普通」が手に入らなくても…
例えば今後、順調に行って薬を減らしたり、手放すことができたとしても、再燃への不安と、そのための対策はおそらく続けていくと思います。
じゃ、この付き合っている状態が「完治」とも「回復」とも呼べないとしたら、希望がないように思うかもしれません。実際自分も体調を崩すたびにウンザリしています…
が、この経験を通して、それこそ座禅を勉強したり、日記を通して認知行動療法などを学んだり…少しは自分の人生の肥やしになっているし、仕事にも役立てられる場面が少なからずあったりします。
また、以前はメンタルにトラブルを抱えてしまった人の気持ちがあまり理解できない人間でしたが、現在は多少は理解できるようになっています。
もちろん、その苦しさは人それぞれなので、無責任に完全な共感などできませんが…
当然ながら、具合が悪くなることに何の不安もなく過ごすことができたら最高です。
しかし、不安などなさそうにあっけらかんと生きている人を見たとき、うらやましい反面、「自分はもっと慎重にいよう…」とか思うあたり、不安と一緒に過ごす自分も嫌いではないと思っているのだと思うで、そんな自分と上手に付き合って行くことが、「完治」には到底至らないけど、一種の回復なのではないかと考えたりもしています。
何とも的を得ない話となってしまいました。
うつ病完治の劇的な方法を求めてここを訪れた方、申し訳ありません…
ただ、少しでも似たように感じてもらえる人がいたら嬉しい限りです。
今回も読んでいただき、ありがとうございました!