走ること振り返り Part.2福岡国際とかうつで転落とか
前回、走ることについて振り返りながら、初めてのマラソンからその後マラソンを離れたことまで書いていきました。
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今回は、その続きで、順調に走れていた頃からうつ病で転落するまでを思い返していきます。
5.初サブスリー(42km3時間切り)
マラソンで記録を狙うのは辛い(長く走れても、速く走るのは辛い…)という考えから、タイムを更新するためのマラソンを敬遠していましたが、徐々にそうもいかなくなってきました。
ウルトラマラソンやトレランを通じて、ぼっちランナーから少しずつランニング繋がりの知人が増えていったのですが、そこで聞かれるのは大体マラソンのタイムは?という話題です。気にしなければいいのですが、周囲が“サブスリー達成した!これでいっぱしのランナーだ!!”みたいなやり取りを聞いていると、自分が何かサボっている人間のような気がして落ち着かなくなるのでした。
かくして渋々フルマラソンサブスリーに向けて、フルマラソンへの出場を再開することになるのです…。
1発目は地元の運動公園周回コースでの非公認フルマラソン。とにかくサブスリーへの憧れが先行し、後半大撃沈。3時間1分という記録に終わります…
そして満を持して挑んだ2014年富士山マラソン。走り始めて2年半が経過。坂道だらけのコースを粘りに粘って2時間54分。初めてのサブスリーを達成。苦しかった…これでサブスリーの呪縛からは解き放たれる…かと思えばそんなことはなく、次は50分を、その次は40分を…と、欲望は止まることがなく、結局頑張り続けるのでした。
6.あこがれの福岡国際マラソンへ
その後は毎年2-3本のマラソンを走るようにし、迎えた2017年さいたま国際マラソン。この大会、当時勤めていた職場がコースからほど近いところにあり、同僚と一緒に出場し、沿道では職員や利用者さんが応援に来てくれて、特に好きな大会でした。
なんやかんやあって、この大会で2時間31分の記録をゲット。憧れの福岡国際マラソンの出場権を獲得!満を持して2019年12月、福岡国際マラソンへ出場しました。
気合の入った練習を重ね、この大会で2時間28分。初めて2時間30分切りを達成。同時にびわ湖毎日マラソンの出場権を獲得し、翌2020年に出走。
この時は目標を定めて頑張ればちゃんと結果がついてくる、そんな時でした。
しかしこの後、次年度での転職を経て、日常生活もランナーとしての生活も一変してしまうのでした…
7.うつ病になって…
2020年、コロナ禍の始まり。私にとっては転職して地獄の始まり…
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転職後は仕事の忙しさと、休日も仕事の重圧が降りかかり、体が重たく走る気になれず、思った練習が積めない、というかほとんど走っていない状態が続きました。結局そのまま夏にうつ病を発症。休職に入り、一日のほとんどを寝室寝転がって過ごし、食欲はないけど何か食べないとという思いから、食事はせずカントリーマアムばかり食べ寝転がる日々。このため体重も激増しました。また、休職中の身であるのに外を走っている姿など誰かに見られたら…という被害的な考えも、引きこもりを加速させました。
3カ月休職し、復職が難しいと判断され退職後、少しずつ走るようにはなったのですが、体はもはや鉛の如く…。心配した友人の誘いでその翌年からレースへの出場も再開しましたが、記録はどれだけ必死に走っても2時間50分前後。一番走れていた頃の自分は見る影もなく、走る度落ち込むことにしかなりませんでした。この頃は、だんだん走ることも苦痛になっていました。
これから再起!!今後の目標
うつ病で半年の休養期間を経て転職。その後も仕事だけで疲れてしまい、頻繁に仕事も休んでしまい、当然走る余裕はなし。競技を離れて週末ランナーと化していましたが、職場の配慮、周囲の支えもあって徐々にリズムを形成できた今年からは、月間300km前後の練習をコンスタントにこなせるようになりました。
そして自分の中では復活のレースと位置付けた先日の2023年水戸黄門漫遊マラソン。2時間37分と、久々に40分を切るレースを作ることができました。
まだ従来のパフォーマンスからは程遠いですが、マラソンのタイムを通して元の自分に近づけている感触を確かに得られています。今季、来週に迫ったつくばマラソンと、1月にもう1つマラソンを予定しています。
長くなってしまいましたが、走り始めてから、うつ病を経て現在に至るまでを記録しました。
病気そのものでの身体の重だるさ、そこから生じた生活習慣の乱れはランナーとしての自分にも大きな打撃を与えました。
時に走ることそのものすら重圧に感じることもありましたが、一方で自分の体調回復の指標にもなってくれていると思います。
体調と相談しながら、より速く・より元気に走れるように、無理なくトレーニングをしている今日この頃です。
今回も読んでいただき、ありがとうございました!