走るうつ病療法士

2020年にうつ病の診断を受けました。本来はうつ病も支援する作業療法士。浮き沈みしながら暮らしてます。たくさん走ります。2匹の犬と暮らしてます。

うつ病 苦しめられた症状たち

今回は、私がうつ病と診断を受ける前までに発生し、苦しめられた主な症状たちを書いていきたいと思います。

 

 どれも初めは何となく起こる日々の体調変化くらいに感じていましたが、徐々に仕事や日常生活に支障をきたすレベルまで発展していきました。また、ある程度まで悪化させてしまうと、戻ってくるのにも長い時間がかかるように感じます。

 仕事や日々の暮らしに何となく辛さを感じており、類似の症状を少しでも感じている人がいましたら、早めに対処してもらえたらいいなと思います。

 それでは、ひとつずつ説明していきたいと思います。

 

1.不眠

 この症状は早いうちから現れましたし、復職した現在でも時折現れて私を悩ませます。

 どれだけ疲れていても眠れません。ベッドに入って眠ろうと試みますが、頭の中でグルグルと翌日の仕事でやらなければいけないこと、一日の予定、怖い上司に𠮟られまくる自分を想像したりと、せわしなく脳みそが働いてしまい、どんどん眠気から覚めていってしまいます。

 しまいには、早く寝ないといけないのに!このままだと後3時間しか寝れない!今すぐ寝ないと!!と更に焦って自らを無限不眠地獄へ導いていってしまいます。

楽しいはずのポケモンスリープも、時には眠らなければ!!という重圧に…

2.不安

 上記の不眠の要因でもあると思いますが、とにかく不安になります。これには理由がある場合もない場合もあります。

 翌日に勝ち目のないプレゼンがある、絶対に怒られる…といった明確な不安がある場合もありますが、既に仕事も片付いており、翌日はお休みといった場合でも、勝手に不安なことを考えます。いつか仕事で大失敗する、いつも優しい友人が今に自分に失望して居場所を失う、妻にも無能と見捨てられる…など。被害妄想の大渋滞です。ポジティブ人間の書いた書籍には不安の9割は起こらない!などと書いてあり、確かに事実なのでしょうが、そんなこと関係ありません。自分の中では起こる可能性があると思っちゃうのです。あらゆる危機を想定しているのです。危機管理です。自己防衛です。悪いことではないのです。

やっぱり最後は自己防衛

 

3.酒量の増加

 不眠、不安に打ち勝つための危険な特効薬、それが酒です。

一時的に不安を和らげます。驚くべき効果を発揮します。新しい自分に出会えます…

とりあえず色々考えず眠れます。ただ、熟睡はできず翌日は激しく後悔します…

 あくまでその場しのぎ、しかしその場をしのぐことで精いっぱいなのです。しまいには大学の最寄りの駅のホームで電車を待つ10分くらいの間にも、ホームの一番端っこの柱に隠れて飲むようになっていました。端っこ暮らし、今日も世間になじめなかったハシッコは現実逃避に必死です。

 

4.手足の震え・息切れ

 こちらの症状が出現してくると、いよいよピンチと感じます。不安と恐怖で胸が締め付けられるように苦しくなり、全身が緊張して手がプルプル震えます。震えて字が上手に書けなくなり、ペットボトルの蓋なんかも頻繁に落とすようになりました。呼吸するための肺や肋骨たちがガチガチに固まった様な感覚で、息が上手に吸えずに階段等でもすぐに息切れしてしまう状態でした。

 この時は趣味のランニングも、すぐに苦しくなってほとんどできない状態でした。

 

5.頭が働かない 活字が追えない

 これが特に自分にとってショックな症状で、長く苦しめられました。

 もともと読書は好きですし、仕事上参考書や論文も多く読まなければいけないこともあり、文章を読むのは得意な方だと思っていました。ところが、この頃は文章を読んでも単語の意味がスッと入ってこない、文章の繋がりが理解できない、少し読み進めると数行前の話を忘れていて意味が解らない、そもそも文字が多すぎて混乱する、といった状態でした。

 授業の計画など考えようにも、資料は読めないし、そもそも何もアイディアが浮かばないため、2時間くらいパソコンに前に頭を抱えてただ座りっぱなしというのもざらでした。

 

6.体が重くて動けない

 最終形、自分に止めを刺してくれたのもこの症状でした。ベッドから起きるのが辛いというか、ベッドに寝ていても上から何者かに押しつぶされているように体が重いです。座っても立っても背筋が伸ばせません。それでも起きて仕事をしなければならないため、無理やり背中を伸ばしていたら何度も腰を痛めました。仕事中でも姿勢を良くして座っているのが辛いので、頻繁に(ひどいときは30分に一度くらい)トイレの個室に入って便座にうずくまるように座って体を休めていました。

 最終的にはこの症状で、仕事に向かうことができなくなり、長い休職期間に入ることになりました。

 ただ、これがなければもっと危険なところまで無理をしていた可能性があると思うと、ある意味体がちゃんと危険信号を発してくれたのだと思います。

 

不眠、不安、体の重さは薬を飲んでいる現在でも時折発生し仕事を数日休む要因となり悩まされます。まだ完全な解決策も自分の中で見つかっていません。しかし諦め半分、前向き半分に、とりあえず休むしかないかーと折り合いをつけています。

 

以上が私が苦しめられた症状たちです。

心が辛い人が少しでも早く自分を休ませてあげるきっかけになると良いですし、読んで似たような経験を共感できるだけでも、心が軽くなるのではないかと期待しますし、そうなれば嬉しいです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。